俺様同期の執着愛
 彼はベッドに腰を下ろすと、シャツを脱いで私に背中を向けた。
 私は少しそわそわしながらタオルで汗を拭きとっていく。

 背中の骨の形とか、肩甲骨の輪郭とか、肩の丸みなんかをいちいち確認するくらい見てしまう。
 彼の裸なんて何度も見てきたはずなのに、どうして今日はこんなに意識してしまうんだろう。

 ああ、そうか。いつもは暗いからだ。
 こうしてはっきり見えてしまうと妙に恥ずかしくなってしまう。

「新しいシャツ着る?」
「んー」

 彼は私の質問に答えることなく、なぜか私の手を握った。

「柚葵?」

 そして彼は倒れ込むようにベッドに横たわる。
 だけど私の手を握ったままなので、私も一緒になだれ込んでしまった。

「ちょっと、ゆず……」
「綾……!」

 柚葵は横たわったまま私を抱き寄せた。
 彼は私の顔を自分の胸に当てるほどくっついている。
 体温が熱すぎて、私までのぼせてしまいそうになる。

「体調悪いんだから、寝なきゃだめだよ」
「じゃあ、一緒にいて」
「え?」
「一緒に寝よ」

 柚葵がめちゃくちゃ甘えん坊になってる!

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