俺様同期の執着愛
 柚葵は私からまったく離れようとしない。
 どうしよう。このまま寝るパターンかなあ?
 外着だからせめて服は脱ぎたい(変な意味じゃない)

「わかった。服を脱ぐから少し離れて」
「そんなもん俺が脱がせてやる」
「バカ。そんな体力ないでしょ。30秒待って」
「なげーよ30秒」

 しんどそうにしてるのにツッコミはしっかり健在の柚葵。
 私は自分の服を脱いで柚葵のTシャツを着ることにした。

「ごめん、借りるね」
「着なくていいのに」
「言っておくけど添い寝するだけだからね!」

 柚葵は(熱で)真っ赤な頬をしたまま不機嫌そうな顔をした。
 私が横になってしばらく、柚葵はおとなしくしていた。
 やがて、彼がぼそりと口を開く。

「なんでかわかんねぇけど、新人の頃の夢を見た」
「いつ?」
「今」

 え……柚葵、もう半分寝ているんじゃ?

「俺さ、お前にとっていい同僚?」
「うん? それは、そうだよ」
「そっか。俺の努力も実ったわけだ」
「努力?」

 柚葵は一体何の話をしているんだろう?

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