好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~
~風里~

文化祭2日目!



今日はほとんどシフトがないので小糸ちゃんのメイド喫茶に行く!



小糸ちゃんのメイドさんとか、想像するだけで可愛すぎる。



とりあえず午前中はちょっとだけシフト。



昨日は女子にメイクされたけど、小糸ちゃんが嫌がるから自分でやったよ。



多分ね、メイクとか得意分野だと思う。



顔にお絵かきするわけでしょ?



「できた!」

「おお~、上手いね」



女子に褒められた。



うん、我ながらよくできたと思う。



それからついでに穂高にもやってあげた。



「俺、かわいくね?」

「うん、かわいいかわいい」



適当に返す。



綺麗にはなったけど地が男っぽいからまだまだだよ。



それからちょっとだけ接客。



「お姉さん超美人~!」



何人かお客さんに写真を撮られた。



俺の肖像権はどこへ…。



シフトが終わったので、メイクを落として着替えてから穂高と一緒に小糸ちゃんのクラスに向かった。



教室に近づくと、メイドさんが一人立ってる。



おお、結構本格的な衣装だ。



「小糸と明莉の彼氏さんですね! 中どうぞ~」

「どうも~」



言われるまま、中に入るといきなり小糸ちゃんがいた。
< 190 / 351 >

この作品をシェア

pagetop