好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~
そんなことを言っていたら受験当日になった。
俺は、小糸ちゃんが去年俺にしてくれたみたいに、出かける前の小糸ちゃんを待ち伏せ。
「小糸ちゃん!」
「わ、先輩!」
ぱっと嬉しそうな顔になる小糸ちゃん。
今日は特に寒い日で、俺があげたもこもこのマフラーが小糸ちゃんの小さい顔を包んでいる。
「はい、これ、カイロ。頑張ってね」
「ありがとうございます!」
小糸ちゃんの手をぎゅっと握ってパワーを込めてから、小糸ちゃんを送り出した。
頑張れ~…。
それから俺は一日そわそわ。
直くんから「なんか変だぞ、風里」と言われてしまった。
「だって小糸ちゃんの受験だよ!?」
「お前は親か…」
親かも…。
「反論しねえのな…」
「だって親くらい小糸ちゃんのこと溺愛してるつもりだし反論できない…」
「面白いな、お前は」
なんてそわそわした一日を過ごしていたら、夕方頃に『いま終わりました!』と連絡が来た。
『うわ~、本当におつかれ!!』
『手ごたえ良いです!!』
『良かったあ~!』
『今日会えますか?』
『もちろん!』
小糸ちゃんの受験は今日をもって終了。
長い受験生活もようやく幕が閉じた。
本当にがんばったね、おつかれさま…。
俺は、小糸ちゃんが去年俺にしてくれたみたいに、出かける前の小糸ちゃんを待ち伏せ。
「小糸ちゃん!」
「わ、先輩!」
ぱっと嬉しそうな顔になる小糸ちゃん。
今日は特に寒い日で、俺があげたもこもこのマフラーが小糸ちゃんの小さい顔を包んでいる。
「はい、これ、カイロ。頑張ってね」
「ありがとうございます!」
小糸ちゃんの手をぎゅっと握ってパワーを込めてから、小糸ちゃんを送り出した。
頑張れ~…。
それから俺は一日そわそわ。
直くんから「なんか変だぞ、風里」と言われてしまった。
「だって小糸ちゃんの受験だよ!?」
「お前は親か…」
親かも…。
「反論しねえのな…」
「だって親くらい小糸ちゃんのこと溺愛してるつもりだし反論できない…」
「面白いな、お前は」
なんてそわそわした一日を過ごしていたら、夕方頃に『いま終わりました!』と連絡が来た。
『うわ~、本当におつかれ!!』
『手ごたえ良いです!!』
『良かったあ~!』
『今日会えますか?』
『もちろん!』
小糸ちゃんの受験は今日をもって終了。
長い受験生活もようやく幕が閉じた。
本当にがんばったね、おつかれさま…。