好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~
「小糸ちゃん、こっち向いて」

「はい…」



先輩がにっこり笑ってあたしにキスした。



あたしは幸せな気持ちに包まれる。



けどその瞬間…。



「うお、まじか、失礼」

「渚くん! ちょっとー、良いとこだったのに」



渚さんに見られた…。



あたしのキスシーン…。



渚さんは何か物を取りにきたらしく、すぐに出て行った。



戻ってこないって言ったじゃん!



先輩のバカ!



あたしは恥ずかしくて先輩の腕を叩く。



先輩がパシッとその手を取って楽しそうに笑ってる。



「まあいいじゃん? 見せつけよ~」

「今ごろ宴会場でバラされてるかも…」

「まあ可能性はあるね。酔っぱらってるし忘れるでしょ!」



だけど、次の日は朝からみんなにからかわれた。



忘れてないじゃん…。



先輩を見たら「ゴメンネ」と口パク。



あんまごめんって思ってなさそう…。



だけどまあいいか…。



それだけあたしも馴染ませてもらってるってこと!



そう思ったらなんだかちょっと嬉しくも思えてきた。



先輩たちとの旅行、楽しかったな…。



それからも毎年あたしも参加させてもらえるようになって。



だんだんと皆さんとの距離が縮まっているのを感じた。



それは結婚してからも同じで。



あたし、もう霜月家の一員になれたかな?



そう思うとなんだか全身が幸福に包まれる気がした。
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