好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~
母さんから預かったものを持って悠麗くんの家へ行く。
インターホンを鳴らすと、叔母さんの玖麗ちゃんが出た。
「母さんからお届け物でーす」
≪ありがと~。上がってー≫
家に上がると、いつも通り広くて綺麗な家。
リビングに入ると、悠麗くんが「おー、風里」と俺を迎えてくれた。
「これ、母さんから」
「いつもありがとな。昼飯食ってくか?」
「いいの? 食べたい」
俺はそう言ってリビングのソファに腰を下ろした。
「弥玖は元気?」
「なんか頑張ってるみたいだな~」
いとこの弥玖は、悠麗くんと玖麗ちゃんの一人息子。
今は社会人3年目で、出版社で働いてる。
ずっと付き合ってる彼女と同棲していて、最近は会ってない。
悠麗くんがキッチンに移動した。
洗い物をしてる玖麗ちゃんの裾を「濡れるぞ」とまくり上げる。
「ありがと~」
「ん」
いつ見ても仲の良い2人だ。
それから悠麗くんが「パスタでいいか?」と俺に聞いてくれる。
「なんでもいいよ。ありがと」
悠麗くんがパスタをゆで始めた。
「風里は午後なんか用事あるのか?」
「ん~、デート」
「彼女か?」
「違うけどそうなりそう」
「一番いい時期だな」
そうなのかな…。
なんか恋愛のわくわくみたいなものは別にないけど…。
うちの両親もかなり仲が良いし、悠麗くんと玖麗ちゃんを見ててもずっと仲が良いから、結婚したら自然とそうなるものなんだと思ってるけど、自分がそうなる未来は全く思い浮かばない…。
インターホンを鳴らすと、叔母さんの玖麗ちゃんが出た。
「母さんからお届け物でーす」
≪ありがと~。上がってー≫
家に上がると、いつも通り広くて綺麗な家。
リビングに入ると、悠麗くんが「おー、風里」と俺を迎えてくれた。
「これ、母さんから」
「いつもありがとな。昼飯食ってくか?」
「いいの? 食べたい」
俺はそう言ってリビングのソファに腰を下ろした。
「弥玖は元気?」
「なんか頑張ってるみたいだな~」
いとこの弥玖は、悠麗くんと玖麗ちゃんの一人息子。
今は社会人3年目で、出版社で働いてる。
ずっと付き合ってる彼女と同棲していて、最近は会ってない。
悠麗くんがキッチンに移動した。
洗い物をしてる玖麗ちゃんの裾を「濡れるぞ」とまくり上げる。
「ありがと~」
「ん」
いつ見ても仲の良い2人だ。
それから悠麗くんが「パスタでいいか?」と俺に聞いてくれる。
「なんでもいいよ。ありがと」
悠麗くんがパスタをゆで始めた。
「風里は午後なんか用事あるのか?」
「ん~、デート」
「彼女か?」
「違うけどそうなりそう」
「一番いい時期だな」
そうなのかな…。
なんか恋愛のわくわくみたいなものは別にないけど…。
うちの両親もかなり仲が良いし、悠麗くんと玖麗ちゃんを見ててもずっと仲が良いから、結婚したら自然とそうなるものなんだと思ってるけど、自分がそうなる未来は全く思い浮かばない…。