雨はまだ降り続いている…〜秘密の契約結婚〜
「そうなんだ…。へぇ……」

「もしかして、引いてる?」

私が照れて変な反応を示したので、悠翔に誤解させてしまったみたいだ。

「引いてないよ。寧ろ嬉しい…」

「本当に?嬉しいの?」

「うん。嬉しいよ。好きな人に求められて嬉しくない人なんていないよ」

「それは確かに。だから俺もさっき奈緒に誘ってもらえて嬉しかった」

お互いに微笑み合った。お互いの気持ちをちゃんと確かめ合えたことで、同じ気持ちであることを知ったから。

「そう言われてみればそうだね。これからは私も誘うね」

今まで遠慮していたわけじゃない。ただこういったことに不慣れなので、応じるだけで精一杯だった。
でも今日初めて自分から誘ってみたことで自信がついた。そのお陰で受け身だけでいるだけの自分から変わることができた。

「うん。楽しみに待ってる」

悠翔が楽しみにしてくれているということが、更に私の心に自信を持たせてくれた。

「…奈緒、そろそろいいか?」

悠翔の表情が一転し、熱情を帯びた目をし始めた。

「うん。いいよ…」

私が承諾すると、悠翔はまずキスをした。いきなり深いキスを…。
お互いに息が苦しくなるほど、キスに夢中になった。
そしてそのまま悠翔の手は下の方に降りていき、私の甘く綻んだ秘所を優しく施していく。

「これぐらい濡れていたら大丈夫そうだね。入れるね…」

再び避妊具をつけてから、私の中に入ってきた。

「…奈緒、ゆっくりの方がいい?それとも激しくしても大丈夫?」

悠翔の好きなようにしてもいいのに、いつも私の意思を確認してくれる。

「激しくしてもいいよ。激しくされる方が好きかも…」

「奈緒にそう言われたら、俺、加減できない…」

悠翔がいきなり激しく動いた。私のお願い通りにしてくれた。

「奈緒、愛してる……」

悠翔はいつも行為中に愛を囁いてくれる。彼とこうして触れ合えるだけで、私の心と身体は満たされていく。

「私も愛してる…」

再び二人同時に果てた。お互いの熱を感じ合いながら…。
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