尽くし系女子は再会した幼馴染に甘やかされる~恋なんてもうこりごりだと思っていたはずなのに~
 ――ということが原因で、私は今カフェでお茶をしている。

 時刻は午後六時半。そろそろカフェを出て、お姉ちゃんの元へ向かおうか。

(飲んで忘れちゃおう。そして、二度と恋なんてしない)

 浮気されて捨てられるたび、いつも思う。

 なのに、いつだって私は同じことを繰り返す。

 尽くして、尽くして、相手をダメにしてしまう。

 これはもう一種の呪いかもしれない。ダメ男量産機の呪いにかかっているのかもしれない。

(とにかく、行こう)

 私は伝票とスーツケースを持って席を立った。
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