栄華さまは尋常を望む
                            ❤︎
一ヶ月前。私は、一ヶ月前まで、お嬢様学校である、純恋学園に通っていた。

「ねぇねぇ、(しずく)さん。」
賑やかな昼休み。その時は、今と違ってたくさんの友達に囲まれて、楽しくしていた。
友達の、有村さんが話しかけてきて、私は何かしら?と返事を返す。
すると、有村さんはワクワクした顔で微笑みつつ、口を開いた。
「私の友達に、公立中学に通っている子がいるらしくて、すっごく楽しそうらしいの。行ってみたいよね。だって私たちだけ贅沢なんて普通の人は可哀想じゃん?」
そんなことを言っても、誰も怒らない。
むしろそれが当然。
私も頷く。「そうだね。一回、転校
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