栄華さまは尋常を望む
。私は・・・・
私だって、普通になりたいよ。みんなと友達になりたいよ。
恋をしたいよ・・・!
そんなことばかり、思うようになる。
思えば思うほど、体が重くなる。
鼻の奥がツーンと痛くなる。
ふらふらと席について、窓を眺めて、涙を堪えて。
そんな、生活ばかりしていて、うんざりだ。
ちょうど、チャイムが鳴り響き、昼休みだ昼休みだってみんなが教室を出る。
私はいつも一人残される。誰にも誘われることなく。
別に、いじめられてるわけじゃない。
理由は、私にある。だって・・・・
ガシャンッ
ペンケースが手から滑り落ちる。

なにが、いけないのか。
そんなこと言いながら、あなたたちこそ私のことなんかなんにもわかってない。
カラフルで豪華なお弁当を箸でつつきつつ、いつもそんなことを考える。

一人になると、考えてしまう。

やっぱり、あの選択をしたのが、間違いだった。
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