獣と呼ばれる冷酷総長はベルに真実の愛を求める
物語が現実になることは、実話以外ない。
この話も誰かが創作した物語だと思って読んでたけど、読めば読むほどまるで私たちがモデルになってる...?って思うほど似ていた。
簡単に説明すると、王子はとある理由で魔女を怒らせてしまって人間から獣にされてしまったの。
その魔女の呪いは、薔薇の花びらが全て散る前に、心から人を愛して愛されなければ永遠に獣のままになってしまう。
そんな時にベルと呼ばれる1人の少女と出会い、やがてお互いが愛し合って人間に戻るという話。
「ヒロインの子は、外見に惑わされず、その人の優しさを見つけて真実の愛に触れた」
「まるで七瀬だね」
「え?」
「自分の価値観で物事を判断して、怖くても立ち向かい俺に愛を教えてくれた」
隼太くんは微笑みながら私の話を聞いてくれている。
これを読んで、恐らく初代ベルも勇敢に立ち向かって、獣と呼ばれる総長を人間にしたんじゃないかって思った。
そして代々受け継ぐように美女と獣をモチーフにして、ベル制度が設立したのだと。
獣から人間へ変える、薔薇の花びらが全て散る前にというタイムリミット、それからベル...あまりにも似すぎているから。