救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
20 犠牲
サブリナの求めに応じ現れたルーファスは冷静に男たちを見て、彼らを一人一人確実に仕留めていくことにしたようだ。
近くに居る者から順に、地面から出て来た蔓のような植物が身体を締め上げられ、悲鳴をあげて囚われて行く。慌てて走って行く者も、足に緑の蔓が巻き付き転んでいた。
(良かった……助かったわ。ルーファスが来てくれて、本当に良かった)
サブリナは彼の背後に隠れながら、胸の前で両手をぎゅっと握りしめた。
見るからに裏稼業の男たちはサブリナを殺すという明確な目的を伝えていたし、状況や数を考えれば、彼女がここで簡単に殺されてしまっても何もおかしなことではなかった。
「……サブリナ!」
ほっと安心して油断していたサブリナは、ルーファスの大きな声が聞こえて驚いた。そして、彼の左腕に短い矢が刺さった。
「ざまあみろ! 刃には強い毒が塗られている。お前は今から、死ぬんだよ! ……フガフガっ……ガッ」
一番近くに居た頭目の男の口には、縛っていた植物が入り込み、舌を縛り上げられたのか、途中から何も言えなくなっていた。
近くに居る者から順に、地面から出て来た蔓のような植物が身体を締め上げられ、悲鳴をあげて囚われて行く。慌てて走って行く者も、足に緑の蔓が巻き付き転んでいた。
(良かった……助かったわ。ルーファスが来てくれて、本当に良かった)
サブリナは彼の背後に隠れながら、胸の前で両手をぎゅっと握りしめた。
見るからに裏稼業の男たちはサブリナを殺すという明確な目的を伝えていたし、状況や数を考えれば、彼女がここで簡単に殺されてしまっても何もおかしなことではなかった。
「……サブリナ!」
ほっと安心して油断していたサブリナは、ルーファスの大きな声が聞こえて驚いた。そして、彼の左腕に短い矢が刺さった。
「ざまあみろ! 刃には強い毒が塗られている。お前は今から、死ぬんだよ! ……フガフガっ……ガッ」
一番近くに居た頭目の男の口には、縛っていた植物が入り込み、舌を縛り上げられたのか、途中から何も言えなくなっていた。