救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
目的としていたサブリナが意図せず逃げてしまったことを考え、何重にも罠を掛けるつもりでいたのか、近くには弓使いも潜んでいたらしい。
「ああ……あそこか」
ルーファスが視線を向けた木の上から人がドサリと落ちた。そして、近くでも同じように音がしたので、全員を同じように緑の蔓で縛っているのだろう。
近くに居るあらかたの男たちは、地に伏していたり、縛られていたり、拘束されていた。
(嘘でしょう……矢は毒は、大丈夫なのかしら……)
「ルーファス! 矢傷は大丈夫なのですか?」
サブリナがルーファスの左腕に刺さった矢を、近くで見て顔を青くした。
「大丈夫。僕は魔法使いだ。毒程度、なんでもない」
ルーファスはこともなげにそう言い放つと、矢を引き抜き、羽織っていた黒いローブを脱いだ。その下に隠されていた筋肉質の身体が現れて、サブリナは顔を赤くした。
「だっ……大丈夫ですか?」
今はそのようなことを気にしている場合でもないと思い直し、サブリナは彼の左腕を見た。深く突き刺さっていたのか、だらだらと血が流れて、見間違いではなければ、皮膚が青く染まっていた。
「ああ……あそこか」
ルーファスが視線を向けた木の上から人がドサリと落ちた。そして、近くでも同じように音がしたので、全員を同じように緑の蔓で縛っているのだろう。
近くに居るあらかたの男たちは、地に伏していたり、縛られていたり、拘束されていた。
(嘘でしょう……矢は毒は、大丈夫なのかしら……)
「ルーファス! 矢傷は大丈夫なのですか?」
サブリナがルーファスの左腕に刺さった矢を、近くで見て顔を青くした。
「大丈夫。僕は魔法使いだ。毒程度、なんでもない」
ルーファスはこともなげにそう言い放つと、矢を引き抜き、羽織っていた黒いローブを脱いだ。その下に隠されていた筋肉質の身体が現れて、サブリナは顔を赤くした。
「だっ……大丈夫ですか?」
今はそのようなことを気にしている場合でもないと思い直し、サブリナは彼の左腕を見た。深く突き刺さっていたのか、だらだらと血が流れて、見間違いではなければ、皮膚が青く染まっていた。