救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
唖然としているサブリナに吐き捨てるように言ったコードウェル公爵の傍には、誰も居ない。身分ある公爵だというのに、たった一人で他人の邸の庭園に立っている。
客人が来ていると言うのに、多く居る使用人たちも、誰も何も知らせに来ない。
それは、あり得ないことだった。
(そうよ。不思議だった。以前は、私にすごく優しかったコードウェル公爵が、こんな風に接するなんて……だから、もしかして彼は……)
「貴方は、コードウェル公爵では……ないんですね?」
「その通りだが、別にお前の知るところではない」
コードウェル公爵はそう言うと、何気なく右手を振った。その時に起きた衝撃波は、サブリナの下ろしていた髪を舞い上げた。
「……え?」
ダミアンがサブリナの前に出て、手を翳していた。だから、彼がコードウェル公爵の放った攻撃を防いでくれたのだとは理解した。
「やはり、そうだろうと思ったよ。お前だったんだな」
コードウェル公爵は不敵に笑い、黙ったままで居たダミアンを睨め付けていた。
「モードレッドか……これをして、お前に何の得がある」
客人が来ていると言うのに、多く居る使用人たちも、誰も何も知らせに来ない。
それは、あり得ないことだった。
(そうよ。不思議だった。以前は、私にすごく優しかったコードウェル公爵が、こんな風に接するなんて……だから、もしかして彼は……)
「貴方は、コードウェル公爵では……ないんですね?」
「その通りだが、別にお前の知るところではない」
コードウェル公爵はそう言うと、何気なく右手を振った。その時に起きた衝撃波は、サブリナの下ろしていた髪を舞い上げた。
「……え?」
ダミアンがサブリナの前に出て、手を翳していた。だから、彼がコードウェル公爵の放った攻撃を防いでくれたのだとは理解した。
「やはり、そうだろうと思ったよ。お前だったんだな」
コードウェル公爵は不敵に笑い、黙ったままで居たダミアンを睨め付けていた。
「モードレッドか……これをして、お前に何の得がある」