救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
「……サブリナ? 僕の話聞いてる? 必死で大魔法使いルーファスを救った僕に、何か言うことないの!?」
ひらひらと目の前を飛行する小妖精は、怒り心頭な模様だ。
「ああ!! ごめんなさい! パック。本当にありがとう!」
「うっ……君の気持ちはわかったから、離して―!!」
そう言って、ふわふわと飛んでいたパックを抱きしめたら、彼は苦しそうにうめき声をあげた。
「……私がルーファスにキスをしてから、貴方は彼に応援魔法を? パック」
そういえば、パックに声を掛けたのに、彼は返事を返してくれなくて、もう既にそこには居ないとサブリナは思い込んでいた。
「そうだよ!! 君が彼に注いだ魔力が思ったより強かったから、これはいけるかもしれないと思ったんだ。僕が何も言えなかったのに、悲劇のヒロインみたいに外へ出て行って!! 僕がいなかったら、死んでたんだよ。サブリナ!」
「そうよね。そうね。本当にごめんなさい。パック」
必死で自分のやったことを伝えるパックを見て、サブリナは微笑んで彼の頭を指の先で撫でた。
(良かった。死を覚悟したけれど、ルーファスとパックが救ってくれたのね。もう……大丈夫だわ)
もうすぐ拡声魔法の放送で、大魔法使いルーファスが救ってくれた朗報が流れるだろう。それを、サブリナは疑わなかった。
ひらひらと目の前を飛行する小妖精は、怒り心頭な模様だ。
「ああ!! ごめんなさい! パック。本当にありがとう!」
「うっ……君の気持ちはわかったから、離して―!!」
そう言って、ふわふわと飛んでいたパックを抱きしめたら、彼は苦しそうにうめき声をあげた。
「……私がルーファスにキスをしてから、貴方は彼に応援魔法を? パック」
そういえば、パックに声を掛けたのに、彼は返事を返してくれなくて、もう既にそこには居ないとサブリナは思い込んでいた。
「そうだよ!! 君が彼に注いだ魔力が思ったより強かったから、これはいけるかもしれないと思ったんだ。僕が何も言えなかったのに、悲劇のヒロインみたいに外へ出て行って!! 僕がいなかったら、死んでたんだよ。サブリナ!」
「そうよね。そうね。本当にごめんなさい。パック」
必死で自分のやったことを伝えるパックを見て、サブリナは微笑んで彼の頭を指の先で撫でた。
(良かった。死を覚悟したけれど、ルーファスとパックが救ってくれたのね。もう……大丈夫だわ)
もうすぐ拡声魔法の放送で、大魔法使いルーファスが救ってくれた朗報が流れるだろう。それを、サブリナは疑わなかった。