救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~

31 約束




 ルーファスの持つ魔力が回復し、すぐに封印が緩んだ『魔界の門』へ完全な封印を施してしまった。

 ダミアンと名乗って幼い姿で居た頃は、出せる魔力にも制限があったようで、彼はあの時に泣き出してしまったサブリナを思い、完全な封印をするまでは姿を戻すまいと思っていたらしい。

 けれど、もうルーファスは姿を変えている必要もなくなった。

 当初は国王陛下からの感謝も祝いも何も要らないと固辞したが、それでもと押し切られ『ラディアント伯爵令嬢サブリナと釣り合う身分を』と望めば、王家の持つ領地と空位になっていたマクティア公爵を与えられた。

 近い将来、ルーファスはマクティア公爵を名乗ることになり、サブリナもマクティア公爵夫人と呼ばれることになるだろう。

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