救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
(きっと、行方不明になった子どものご家族の方は、今頃とても心配しているはずだわ……拡声魔法の放送にだって掛け合うくらいだもの。自分が生きた心地がしないくらいに、探し回っているのかもしれない。早く見つかって欲しいわ)

 サブリナが一人で探しに行けるような範囲は限られているが、子どもの足ならば、森の奥には行ってはいまい。

「ああ……僕が見つけようか? サブリナが、そう望むのなら」

 サブリナが行方不明になった子どもを心配して、それを聞いたルーファスは軽い調子で自分が見つけようかと口にした。





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