救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
サブリナの母ニコレッタは、病を得てから王都から離れたラディアント伯爵が持つ領地へと帰り邸館(マナーハウス)にて二年間療養していた。
多忙な父フレデリックは王都から離れずに病床の母には、あまり寄りつかなかった。そして、母が儚くなってしまってからも、葬式でも泣かなかった。
サブリナにはそんな両親二人を見ていて、悲しくなってしまったことを鮮明に覚えている。
貴族の結婚には両家の政略的な意味があって、二人の愛などはなくても成立する。だが、まだ恋や愛に夢を見ている年頃のサブリナには、あまりにも悲しい出来事だった。
◇◆◇
舞踏会に出席するため胸が大きく開き袖のないイブニングドレスに身を包んだサブリナと共に会場に現れた大魔法使いルーファスの姿を見て、バートレット公爵邸の大広間へと集まっていた周囲に居る貴族たちはざわめいて、にわかに浮き足立っていた。
現在、アシエード王国が滅亡の危機にあるとは言えども、すぐに救いの手を差し出された。
その手が、大魔法使いルーファスだ。彼は長き時を生きていて、伝説に残るほどの魔法使い。
多忙な父フレデリックは王都から離れずに病床の母には、あまり寄りつかなかった。そして、母が儚くなってしまってからも、葬式でも泣かなかった。
サブリナにはそんな両親二人を見ていて、悲しくなってしまったことを鮮明に覚えている。
貴族の結婚には両家の政略的な意味があって、二人の愛などはなくても成立する。だが、まだ恋や愛に夢を見ている年頃のサブリナには、あまりにも悲しい出来事だった。
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舞踏会に出席するため胸が大きく開き袖のないイブニングドレスに身を包んだサブリナと共に会場に現れた大魔法使いルーファスの姿を見て、バートレット公爵邸の大広間へと集まっていた周囲に居る貴族たちはざわめいて、にわかに浮き足立っていた。
現在、アシエード王国が滅亡の危機にあるとは言えども、すぐに救いの手を差し出された。
その手が、大魔法使いルーファスだ。彼は長き時を生きていて、伝説に残るほどの魔法使い。