救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
二人は何曲か立て続けに踊り、流石に踊り疲れて飲み物を飲んで休んでいると、不意にルーファスがそ尋ねたのでサブリナは彼の視線の方向を向いた。
二人を忌々しげに見つめている厳めしい顔つきの初老男性を見て、サブリナは彼は見知った顔だと頷いた。
彼が父フレデリックと同じく、アシエード王国にて大臣職を務める人だったからだ。
「ああ……ベネディクト・コードウェル公爵ですわ。アシエード王国の大臣で……ラディアント伯爵邸にも何度も訪れたこともありますし、私の父とも親しいと思います」
(何か……この会場に、気に入らない事でもあるのかしら? それに、あんな目つきをする方ではなかったと思うけれど……)
本当に久しぶりに見たコードウェル公爵を見て、サブリナは不思議な気持ちになっていた。
彼は高い身分相応の厳しいところもあるが、フレデリックの娘サブリナには優しく、にこやかに接してくれていた人物であったと思うからだ。
「……そうか」
ルーファスは何かを考え込んでいるのか、それ以上は語らぬままで、舞踏会の時間は過ぎていった。
二人を忌々しげに見つめている厳めしい顔つきの初老男性を見て、サブリナは彼は見知った顔だと頷いた。
彼が父フレデリックと同じく、アシエード王国にて大臣職を務める人だったからだ。
「ああ……ベネディクト・コードウェル公爵ですわ。アシエード王国の大臣で……ラディアント伯爵邸にも何度も訪れたこともありますし、私の父とも親しいと思います」
(何か……この会場に、気に入らない事でもあるのかしら? それに、あんな目つきをする方ではなかったと思うけれど……)
本当に久しぶりに見たコードウェル公爵を見て、サブリナは不思議な気持ちになっていた。
彼は高い身分相応の厳しいところもあるが、フレデリックの娘サブリナには優しく、にこやかに接してくれていた人物であったと思うからだ。
「……そうか」
ルーファスは何かを考え込んでいるのか、それ以上は語らぬままで、舞踏会の時間は過ぎていった。