救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
「いいえ。ルーファスが言う通り、私が悪いんです……助けてくれて、ありがとうございます」
今ここに大魔法使いルーファスが居るという大前提の理由を忘れ、浮かれていた自分に原因がある。
そう言って彼の顔を見上げたサブリナに、ルーファスは大きくため息をついた。
「とにかく、邸の中へと戻ろう。この中は強固に結界が張ってある。君を怖がらせるかもしれないと思って、言わなかった僕が間違いだった」
「あ。はい……」
サブリナは彼の言葉に頷いて、歩き出そうとして慌てるあまりに、日傘を置いて来たことに気がついた。
「……後で、あれは片付けをするよ。とにかく、邸へ」
サブリナが背後の何かを気にしたと思ったのか、ルーファスはそう言った。彼がもう一度ここに戻るのであれば、落ちている日傘は持って帰ってくれるだろう。
(そういえば、パックはどうしたのかしら……お腹すいたと言っていたし、無事だと良いけれど……)
ルーファスがガーゴイルを倒し直接的な脅威はないはずだが、何時間も蜘蛛の巣に捕えられたと言っていたので、サブリナは空腹な彼が近くで倒れていたりしないかと心配になった。
今ここに大魔法使いルーファスが居るという大前提の理由を忘れ、浮かれていた自分に原因がある。
そう言って彼の顔を見上げたサブリナに、ルーファスは大きくため息をついた。
「とにかく、邸の中へと戻ろう。この中は強固に結界が張ってある。君を怖がらせるかもしれないと思って、言わなかった僕が間違いだった」
「あ。はい……」
サブリナは彼の言葉に頷いて、歩き出そうとして慌てるあまりに、日傘を置いて来たことに気がついた。
「……後で、あれは片付けをするよ。とにかく、邸へ」
サブリナが背後の何かを気にしたと思ったのか、ルーファスはそう言った。彼がもう一度ここに戻るのであれば、落ちている日傘は持って帰ってくれるだろう。
(そういえば、パックはどうしたのかしら……お腹すいたと言っていたし、無事だと良いけれど……)
ルーファスがガーゴイルを倒し直接的な脅威はないはずだが、何時間も蜘蛛の巣に捕えられたと言っていたので、サブリナは空腹な彼が近くで倒れていたりしないかと心配になった。