救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
17 花火
サブリナの亡くなった母は、言っていた。
『妖精を呼ぶには、満月の夜に窓辺にミルクとクッキーを用意して置くと良いわよ』と。
蜘蛛の糸に捕らえられて空腹だと騒いでいたパックのことが気になったサブリナは、その日の夜、ルーファスの邸に留まる事にした。
彼女は毎日彼の邸へと来ているのだし、ルーファスは理由を聞きもせずに彼女の部屋を用意するようにと使用人へと指示しただけだ。
以前に宿泊した際に用意して貰った部屋に泊まることになり、サブリナは大きく開いた窓辺にミルクとクッキーを置いた。
(これで……来てくれるかしら)
折よく満月が浮かぶ夜空を見上げサブリナは半信半疑ながらも、きっと来てくれるだろうと思っていた。
あの小妖精がお腹を空かせているのは確実だろうし、サブリナと同じようにどこか話し足りない気持ちをパックも持っているだろうと思っていたからだ。
そして、サブリナは暗い中にきらきらと輝き瞬く、何かを目にした。
「……パック?」
光は何度か迷うようにして宙を彷徨い、やがて、サブリナの元にまで現れた。
『妖精を呼ぶには、満月の夜に窓辺にミルクとクッキーを用意して置くと良いわよ』と。
蜘蛛の糸に捕らえられて空腹だと騒いでいたパックのことが気になったサブリナは、その日の夜、ルーファスの邸に留まる事にした。
彼女は毎日彼の邸へと来ているのだし、ルーファスは理由を聞きもせずに彼女の部屋を用意するようにと使用人へと指示しただけだ。
以前に宿泊した際に用意して貰った部屋に泊まることになり、サブリナは大きく開いた窓辺にミルクとクッキーを置いた。
(これで……来てくれるかしら)
折よく満月が浮かぶ夜空を見上げサブリナは半信半疑ながらも、きっと来てくれるだろうと思っていた。
あの小妖精がお腹を空かせているのは確実だろうし、サブリナと同じようにどこか話し足りない気持ちをパックも持っているだろうと思っていたからだ。
そして、サブリナは暗い中にきらきらと輝き瞬く、何かを目にした。
「……パック?」
光は何度か迷うようにして宙を彷徨い、やがて、サブリナの元にまで現れた。