救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
(ルーファスは私のことを恋人だと思い、だからこそ、願いを聞いてくれる気になった。だとすると、私が居なくなれば、彼はすぐに帰ってしまうはずよ。あの時だって、自分には無関係だとそう言っていたもの……いいえ。もしかして、これは……)
サブリナはその時、閃くようにある事に気が付いた。
王家の森の中に隠されるようにして存在していた、魔界の門を、ルーファスと同程度の魔力を持つ大魔法使いが封印を解いた可能性がある。
昨夜、小妖精パックからもたらされた情報によればそうなのだ。
(私をここで殺せば、今、ルーファスが居なくなる。彼はもうこの事から手を引くだろうと……だから? だから、私を殺そうとしているということなのかしら?)
そもそも、魔界の門の封印を解こうとしていた人物が居た。だからこそ、アシエード王国の滅亡の危機が訪れている。
その人物ならば、ここでサブリナを殺そうとしても、何の不思議でもないではないか。
むしろ、サブリナ一人が居なくなってしまえば、大魔法使いルーファスはここを去る。アシエード王国の滅亡は確定してしまう。
サブリナはその時、閃くようにある事に気が付いた。
王家の森の中に隠されるようにして存在していた、魔界の門を、ルーファスと同程度の魔力を持つ大魔法使いが封印を解いた可能性がある。
昨夜、小妖精パックからもたらされた情報によればそうなのだ。
(私をここで殺せば、今、ルーファスが居なくなる。彼はもうこの事から手を引くだろうと……だから? だから、私を殺そうとしているということなのかしら?)
そもそも、魔界の門の封印を解こうとしていた人物が居た。だからこそ、アシエード王国の滅亡の危機が訪れている。
その人物ならば、ここでサブリナを殺そうとしても、何の不思議でもないではないか。
むしろ、サブリナ一人が居なくなってしまえば、大魔法使いルーファスはここを去る。アシエード王国の滅亡は確定してしまう。