まだ誰も知らない恋を始めよう
「わたしを愛してるって、あの子が言ってるの?
わたしは息子の事がわからなくて、あんな悪魔祓いをした酷い母親なのに?
ねぇ、他人のダニエルさんには見えて、話せているのは何故なの?
どうして!? わたしはあの子の母親なのに!」
「ルディア! そんな言い方をしてマッカーシー様を責めるな!」
「責めていません!
ただ、わたしは自分が情けなくて……
貴方だって、ホテルでフィンの服が見つかっていた事も、わたしに話してくださらなかった」
ここまでご自分の事を『わたくし』と仰っていたペンデルトン夫人が『わたし』となっていた。
もう名家のご夫人の取り繕った姿ではなく、フィンのお母様の素顔が現れだしていた。
力が抜け、よろめく夫人を夫が支える。
同様に彼が思わず駆け寄って……自分では母に触れて支えられないと項垂れる姿に、わたしは思い出した。
確か、悪魔祓いをされる前。
自分の名前をメモに書いて、メッセージを伝えようとしたのに、それを悪魔が名前を騙っているのだと受け取られたと話していたよね?
だったら、わたしを通訳にするのではなく、ご両親には自分の想いを書いて手渡せば、今ならちゃんと受け取ってくれる!
「ね、書いて会話が出来るのでしょう?」
「そうだ、書いて……」
わたしは息子の事がわからなくて、あんな悪魔祓いをした酷い母親なのに?
ねぇ、他人のダニエルさんには見えて、話せているのは何故なの?
どうして!? わたしはあの子の母親なのに!」
「ルディア! そんな言い方をしてマッカーシー様を責めるな!」
「責めていません!
ただ、わたしは自分が情けなくて……
貴方だって、ホテルでフィンの服が見つかっていた事も、わたしに話してくださらなかった」
ここまでご自分の事を『わたくし』と仰っていたペンデルトン夫人が『わたし』となっていた。
もう名家のご夫人の取り繕った姿ではなく、フィンのお母様の素顔が現れだしていた。
力が抜け、よろめく夫人を夫が支える。
同様に彼が思わず駆け寄って……自分では母に触れて支えられないと項垂れる姿に、わたしは思い出した。
確か、悪魔祓いをされる前。
自分の名前をメモに書いて、メッセージを伝えようとしたのに、それを悪魔が名前を騙っているのだと受け取られたと話していたよね?
だったら、わたしを通訳にするのではなく、ご両親には自分の想いを書いて手渡せば、今ならちゃんと受け取ってくれる!
「ね、書いて会話が出来るのでしょう?」
「そうだ、書いて……」