リアル・アクション・アプリ
☆☆☆

私たちがしたことは謝って許されるようなことではなかった。
どうしてこんなことをしたのか?

自分たちがなにをしたのかわかっているのか?
何度詰問されても正直に答えることはできなかった。

説明するためには菅原先生と中条先輩の死についても話さないといけなくなってしまう。

死にたくないから、従いました。
そんなことを言えば、もっと叱責されるかもしれない。

私達3人はどうにか言葉を濁しながら「先生のことが嫌いだったから、示し合わせてやった」ことにした。

だから、この日の放課後残って反省文を書かされたのは当然のことだった。
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