リアル・アクション・アプリ
「洋太さんの周りはどうですか?」
気を取り直すように質問すると、洋太さんはお冷を一口飲んで「行方不明者はいない。アプリを消そうとしたヤツもいないけれど」と、答えた。
「みんなでミションをクリアしてるんですね?」
私の問いかけに洋太さんは頷いた。
「それから、友達と一緒に【R‐リアル】の会社に行ってみたんだ」
「え!?」
それは予想外の言葉で思わず声が出てしまった。
さすが大学生だ。
動ける範囲ですでに動いているみたいだ。
「だけど、アプリ内に書かれていた住所はもぬけの殻だった。架空の会社だよ」
「そんな……」
アプリを作った会社に行けば止めてもらうことができると思っていたけれど、それもダメということだ。
気を取り直すように質問すると、洋太さんはお冷を一口飲んで「行方不明者はいない。アプリを消そうとしたヤツもいないけれど」と、答えた。
「みんなでミションをクリアしてるんですね?」
私の問いかけに洋太さんは頷いた。
「それから、友達と一緒に【R‐リアル】の会社に行ってみたんだ」
「え!?」
それは予想外の言葉で思わず声が出てしまった。
さすが大学生だ。
動ける範囲ですでに動いているみたいだ。
「だけど、アプリ内に書かれていた住所はもぬけの殻だった。架空の会社だよ」
「そんな……」
アプリを作った会社に行けば止めてもらうことができると思っていたけれど、それもダメということだ。