セフレな二人は恋人未満
取り上げられたタバコの代わりに、きみの唇が押し付けられる。
「タバコを返して……」
「駄目です」
もっと強いきみのくちづけが、私の抗議のささやきを封じてしまう。
……まったく酷い年下男だ。セックスした後の一服がどれほどの至福か知らないなんて。
「キスがタバコの味がする」
「悪かったね。嫌なら他の……」
「ほかの女はいらない。僕が欲しいのは貴女だから」
「……そう」
それなら、タバコがどうのなんて余計なことは言うなよ。
男は黙って抱けばいい。
「タバコを返して……」
「駄目です」
もっと強いきみのくちづけが、私の抗議のささやきを封じてしまう。
……まったく酷い年下男だ。セックスした後の一服がどれほどの至福か知らないなんて。
「キスがタバコの味がする」
「悪かったね。嫌なら他の……」
「ほかの女はいらない。僕が欲しいのは貴女だから」
「……そう」
それなら、タバコがどうのなんて余計なことは言うなよ。
男は黙って抱けばいい。


