君とのアオハル




 本人がいいなら、いいよね。



「恋雪くんはさ、放課後いつもここに来てるの?」



 私が尋ねると、恋雪くんは首を横に振った。



「いえ、生徒会の活動があるので、毎週この日だけ来ているんです。ここは静かでゆっくりできますからね」

「ねぇ恋雪くん。毎週私もここに来てもいい?できれば、勉強も教えてほしいなぁ……なんて。ダメ……かな?」



 そこまで言うと、彼は目を見開いた。

 う、流石に良くなかったかな。

 勉強を教えてほしいなんて、おこがましかったかもしれない。

 それに、恋雪くんは静かでゆっくりできるって言ってたし、私が来るのは迷惑なのかもしれない。



「い、嫌だったら全然、断っていいからね!?」



 恋雪くんの返事がなくて、すごく不安になる。

 顔を見ようにも、俯いてたら髪で隠れて全然見えない。

 すると、恋雪くんは突然顔を上げてにこやかな笑みを浮かべた。



「いいですよ」



 まるで花でも咲そうだ。

 あまりの綺麗な笑顔に、胸がドキッと鳴った。

 う……なに、この感じ。


 自分の体なのによく分からなくて、思わず目を見開いていると、恋雪くんは私の手を取った。





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