正しくなれない(仮題) <シナリオ形式>
5 学校 レインの場合
◯公園か神社の境内のような所・暗めの描写・クラッシック、ベートーベンの「悲愴」のイメージ

上松レインが打ちひしがれるように しゃがんでいる 立ち尽くす様に
(コンプライアンスでなければ喫煙)

上松レイン「…」

レイン心のセリフ

レイン「やっぱ ダメかな」

レイン「間に合わない かも」

上松レイン仰ぎ見る

レイン「ごめん 約束 守れそうにない」

白髪の少年の後ろ姿を暗示


◯界隈(昔風)

大人の酒場で下働きしている中原


◯回想・小学校~家

ハイトーンを茶色く染めたような髪色の 薄幸の美少年が居る

薄幸の美少年「じゃね! バイバーイ!!」

薄幸の美少年がランドセルを持って帰宅


母親らしき人間が電話をしている

母親「そう、そうですか
申し訳ございません」

薄幸の美少年「お母さん」

母親「ごめんなさいライア
中学校 髪の毛染めちゃダメだって
ごめん 本当に」

ライア「…

母親「プールの時は、事前に届け出を提出しさえすれば
日焼け止めを塗っても良いそうよ
でも…」

ライア「お母さん…
ごめん 久々に 自分の事 呪いたくなった」

母親が泣き出す
わんわん泣いて とりとめも無くなっている
しばらくして

ライア「お父さんは、フリースクールでも 大検でも 何でもいいって

多分そう言ってくれると思うけど」

母親が取り乱しながら

母親「ごめんなさい
ごめんなさいね 本当に」


◯J中学校2年A組・給食の時間

一見のどかな給食の配膳風景

上松レイン「今日オレ給食いらんわ」

小泉「どしたの?」

小田「不味(まず)そう」

山口「まず そう」

小田「まーずー」

小泉遮るようなタイミングで

小泉「確かに
ちょっと変な臭いかも 俗に」

小泉ひらめいたように

小泉「ビール?!」

鷲田「異臭っす
異臭騒ぎっす」

上松レイン「あっ オレ パンと牛乳だけもらうわ」

小田「牛乳ー」

山口「乱打ー」

上松レイン小田と山口を無視する形で
さっさとパンと牛乳のみもらう


◯頂きますの後・給食時間の続き

小泉が自分の給食を前に

小泉「今日比較的あったかいし、もしかしたら腐ってる? かも」

鷲田「異物混入罪 裁く!」

鷲田がそう言い放って、フォークスプーンをキラリと振りかざす!

鷲田がもりもり謎の料理・煮物?を食べる

小泉「どう?」

鷲田「不味(まず)い もう一杯!」

小泉「ビール入ってなきゃいいんだけど」

前方の方の席 
上松レインが横向きで座りながら神妙な面持ちでパンをかじっている

小泉(…?)

上松レイン心ここに在らずといった感だが


ナレーション「

理由

理由がある


そう理由

オレ というか
僕には


何故だろう

生きていても 実感が無い

生きていても 意味無い

無性に

何をやっても


現実は くだらなくて

現実は 大して


イライラする


ごめん



ごめん

このままじゃ間に合わないような気がする


謎の声めいて
「生きたい?」

レイン心の中でハッとする




謎の声「人間って嫌い?」


ごめん

どうしようもなくて


◯シーン

学校の教室から光のイメージへ

次第に暗転


◯回想?・遠い場所

懐かしい雰囲気
故郷のような・アジコの「波動」のイメージ

小さな男の子と小さな女の子
二人が仲良く手を繋いで歩いている

楽しく無邪気にしていると

遠くから 訪れる

形而上学的な『時間』※のようなもの

女の子ひどく焦りながら

女の子「待ってー 待ってーー!」

男の子しゃがんで下を見つめ考えるように

男の子「一人 二人 三人 四…」

男の子女の子どちらか「離して! 離してよ!」

男の子女の子どちらか「探さなきゃ 探さなきゃ 早く」

「早く 離して」

「早く」

「離して」

「早く」

「…」

遠く

※恐ろしいイメージ・何か人間を止めてしまうお化けのようなモノ


◯対比現実

ナレーション「
この子たちを 我が手に
この子たちを 我が手に

私たちが 新時代を 生み出し 作り上げるのだ!



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