神殺しのクロノスタシス7〜前編〜
sideキュレム
ーーーーー…同時刻、イーニシュフェルト魔導学院の職員室にて。
「みなさーん。帰ってきましたよー」
「ただいまー」
職員室に、ナジュと天音が入ってきた。
コンビニのロゴが付いた、白いビニール袋を手に。
おぉー。来た来た。
職員室のソファにもたれて、足を組んでいた俺は。
隣で昼寝していたルイーシュを、つついて起こした。
「おいルイーシュ、起きろ」
「…何ですか、キュレムさん…。あともう少し…」
「補給が届いたぞ」
「おはようございます」
補給と聞くなり、ぱっちりと目を覚ますルイーシュ。
現金な奴だよ。
一体何をしていたのかというと、天音とナジュにお使いを頼んでいた。
ずっと学院にこもって、敵を待ち構えている俺達だけど。
何もせずにただじっとしてたら、気が滅入るだろ?
だから、それぞれ何か好きなものでも食べて、気分転換しようと思って。
そこで、天音とナジュの二人に買い出しに行ってもらっていた訳だ。
やったぜ。
「はい、イレースさん。お望み通り、ハムレタスサンドと無糖の紅茶です」
「ご苦労様です」
どうやら、イーニシュフェルト魔導学院でも随一の仕事人間らしいイレースちゃん。
片手でもぐもぐとサンドイッチを食べながら、手元は忙しなく動いていた。
すげー…。食べるか仕事するか、どっちかにすれば良いのに。
ルイーシュにも見習って欲しい勤勉さ。
「それから、無闇さんにはブラックコーヒー、月読さんはカフェラテとショートケーキ」
「あぁ、済まないな」
「ありがとー!無闇君、ショートケーキ半分こしよ」
「いや、俺は甘いものはあまり…。…一人で食べてくれ」
「えー。つまんない」
畜生。見せつけやがってよ。
女子に「ケーキ半分こにしよ」なんて、俺、人生で一度も言われたことない。
多分、これからも一生ない。
羨ましい限りである。爆発しろ。
「それから、キュレムさんとルイーシュさんには…はい、頼まれてたカップ麺を」
「おぉー、さんきゅ」
「ありがとうございます」
俺とルイーシュが頼んだカップ麺。それは。
その名も、「癖になる美味しさ!味噌カレーしょうゆチゲラーメン大盛り」。
どうよこれ。めっちゃ美味そうだろ?
…結局何味なのか定かではない、というところが最高。
「ほ、本当にこれ食べるの…?」
と、天音が心配そうに聞いてきた。
おい、何だよ。
「…駄目なのか?」
「え、いや、だ、駄目じゃないけど…」
「天音さんはね、これを二つもレジに持っていった時、店員さんに『え、これ本当に買うの…?』って目で見られたことを気にしてるんですよ」
「ちょ、ナジュ君ちがっ…。違うから!そういうことじゃないから!」
そうか…天音君よ。
君って正直だなぁ。
「みなさーん。帰ってきましたよー」
「ただいまー」
職員室に、ナジュと天音が入ってきた。
コンビニのロゴが付いた、白いビニール袋を手に。
おぉー。来た来た。
職員室のソファにもたれて、足を組んでいた俺は。
隣で昼寝していたルイーシュを、つついて起こした。
「おいルイーシュ、起きろ」
「…何ですか、キュレムさん…。あともう少し…」
「補給が届いたぞ」
「おはようございます」
補給と聞くなり、ぱっちりと目を覚ますルイーシュ。
現金な奴だよ。
一体何をしていたのかというと、天音とナジュにお使いを頼んでいた。
ずっと学院にこもって、敵を待ち構えている俺達だけど。
何もせずにただじっとしてたら、気が滅入るだろ?
だから、それぞれ何か好きなものでも食べて、気分転換しようと思って。
そこで、天音とナジュの二人に買い出しに行ってもらっていた訳だ。
やったぜ。
「はい、イレースさん。お望み通り、ハムレタスサンドと無糖の紅茶です」
「ご苦労様です」
どうやら、イーニシュフェルト魔導学院でも随一の仕事人間らしいイレースちゃん。
片手でもぐもぐとサンドイッチを食べながら、手元は忙しなく動いていた。
すげー…。食べるか仕事するか、どっちかにすれば良いのに。
ルイーシュにも見習って欲しい勤勉さ。
「それから、無闇さんにはブラックコーヒー、月読さんはカフェラテとショートケーキ」
「あぁ、済まないな」
「ありがとー!無闇君、ショートケーキ半分こしよ」
「いや、俺は甘いものはあまり…。…一人で食べてくれ」
「えー。つまんない」
畜生。見せつけやがってよ。
女子に「ケーキ半分こにしよ」なんて、俺、人生で一度も言われたことない。
多分、これからも一生ない。
羨ましい限りである。爆発しろ。
「それから、キュレムさんとルイーシュさんには…はい、頼まれてたカップ麺を」
「おぉー、さんきゅ」
「ありがとうございます」
俺とルイーシュが頼んだカップ麺。それは。
その名も、「癖になる美味しさ!味噌カレーしょうゆチゲラーメン大盛り」。
どうよこれ。めっちゃ美味そうだろ?
…結局何味なのか定かではない、というところが最高。
「ほ、本当にこれ食べるの…?」
と、天音が心配そうに聞いてきた。
おい、何だよ。
「…駄目なのか?」
「え、いや、だ、駄目じゃないけど…」
「天音さんはね、これを二つもレジに持っていった時、店員さんに『え、これ本当に買うの…?』って目で見られたことを気にしてるんですよ」
「ちょ、ナジュ君ちがっ…。違うから!そういうことじゃないから!」
そうか…天音君よ。
君って正直だなぁ。