泣ける程に愛してる。

三が日の年始休みも終わると、いつもの日常に戻る。

しかし、その日常さえも一日一日がわたしには貴重で、愛しく感じた。

仕事中、わたしは何気に結婚指輪に視線を落とした。

この指輪も、、、もうすぐ外さなければなくなる。

外したくない、、、
啓人と夫婦の証を手放したくない、、、

「なーに、見てんの?」

わたしはその声でハッとして振り向いた。

話し掛けてきたのは、林課長だった。

「結婚指輪なんて見つめちゃって、何かあった?」
「あ、いえ、何もないですよ。」

わたしは慌てて否定した。

すると、林課長は納得いかないような表情を浮かべ、「そう?最近さぁ、蓮見もよく結婚指輪見つめてたりするから、喧嘩でもしたのかな〜と思ってたよ。まっ、あいつ愛妻家だからな!いつも咲ちゃんのことばっかり考えてるせいか!」と言い、ハハッと笑い、自分のデスクに戻って行った。

え、啓人も結婚指輪を見つめてる?

啓人は、、、どうゆう気持ちで結婚指輪を見つめてるんだろう。

ただ、あともう少しだな〜って思ってるだけ?

それとも、、、わたしと同じ気持ちで居てくれてたり、しないかな、、、

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