地味子の私が天才アイドルたちに溺愛されまくりです!?①
タッタッと音を出して玄関に向かっていた

「なな宅配だったぞ」

「おきはいにしてもらって」

「は~い」

ふぅ嫌な予感がしたから怖かったなぁ

「お鍋出来てますよ」

「うまそうだな」

「ななちゃん上手~」

いやいや鍋に具材を入れただけなんだけどなぁ

「よしっじゃあ食べましょう」

「「「いただきます」」」

二人のお椀に盛り付ける

「はい、どうぞ」

「ありがとな」

「ありがと~」

二人がパクパクッとお椀一杯を一瞬でたいらげた

「う、うますぎだろ」

「あ、はは、三ツ星よりうまいってどういうこと?」

二人ともお世辞がうまいな

「鍋に具材を入れただけですよ?」

「具材のチョイスがいいんだよ!!」

「調味料を隠し味に使っているのもいいね」

バレちゃったら隠し味じゃないんだけどなぁ

「えっ!?そうだったのか!?」

「え~?気づかなかったの~?好きな人の料理なのに」

「………………」

ん?陸斗さん体調が優れないのかな?

「あ、あの陸斗さん大丈夫ですか?」

私が声をかけると顔をぱぁっとさせてこっちを向く

「あ、いや悪くはないのだが…………」

「僕さななちゃん家泊まりたいな~」

へっ!?と思った瞬間

ピカッ

と雷が外でなった

ゴロゴロッ

「ひえっ!」

「なな!?」

思わず近くにいた陸斗さんに抱きついてしまった

「あっ、すみませんどきますね」

私が陸斗さんから離れようとすると

「気が休むまでここにいてくれ」

ポンッと私を陸斗さんの膝の上に乗せた

「こりゃ泊まらないとだね~」
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