相思相愛・夫婦の日常~ひか♡ちな編~
怒りの男達と本当の強さを持つ千波
俺のちなちゃんは淋しい時、不安な時、ヤキモチを妬いた時…頑なに俺から離れない。

まるでスイッチが入ったように、俺に依存する。  

でも………

“本当に辛い時”

俺に甘えない……………



「――――こんにちは!」

「え?」
(誰?)
ある日の午後。
街でショッピングをしていた、千波。

突然、男性に声をかけられた。

「へぇ~、可愛い!」

顔を覗き込まれて、思わず後ずさる。
「………」
(や、やだ…こ、怖い…)

「君、井澤 翔琉の娘だろ?」

「え?
は、はい…」
(翔琉パパ?
義理だけど…)

「そんな怖がらないで?(笑)
うーん…俺は、秀弥!
パパの学生の頃の友達!
だから、怖くないよ?」

「え…お友達…」

「うん!
パパから昔の話聞いてない?
やんちゃしてた頃のこと。
他にも、雷武と幸生って言うダチがいたこととか!」

「知ってます。
雷武は、私のパパです。
幸生おじさんも知ってます」

「え?パパ?」

「はい」

「君、翔琉じゃなくて、雷武の娘?」 

「はい」

「は?どうゆうこと?」

「翔琉パパは、義理のパパです」

「てことは……」

「翔琉パパの息子さんと結婚したので…」

「へぇ~マジで!ウケる〜(笑)」
腹を抱えて笑い、スッ…と千波を見据えた。
そして、手を掴まれる。

「え……あ、あの…」

「良いこと聞いちゃった!」
そう言ってペアリングを外される。

「え……
か、返してください!!」
慌てて、秀弥に掴みかかる。

「君、名前は?」

「え?」

「な、ま、え!」

「ち、千波…です…」

「千波ちゃんか〜!
ほんと、可愛いね!
翔琉の嫁さんの……えーと…里海ちゃん!
彼女も可愛かったなぁ〜
まぁ…遠くからしか見てないけど(笑)
…………あ!君が、雷武の娘ってことは……
リナちゃんの娘ってこと?」

「は、はい」

「へぇ~(笑)
やっぱ、両親が整ってると子どもも完璧なんだな…!
翔琉の息子もカッコいいの?」

「は、はい。
そんなことより!返してください!
それは私の………キャッ!!」

再度掴みかかった手を掴まれた。

そして、耳打ちされた。
「―――――」


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