上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
箱の開封はしたものの、その夜検査薬を使用せず朝を迎えてしまった。
(出来ていたら……)
出社しながらあかりは考えていた。昨夜からそればかり考えていてハッキリ言って寝不足でろくな食事も摂れていない。
(出来ていたら……不破さんとの関係も、終わる)
望んでいたことだ、それが目的だった。子どもを産むことへの不安だって少し前に不破が解消してくれた。温かい言葉で包み込んでくれた、その不安はなくなったはずなのに――。
(もし本当にお腹に不破さんの子どもが出来ていたら……この子と二人で生きていくの。誰よりも愛情をかけて、抱き締めて抱き締めて育てていく。大事になによりも大切にして……不破さんの子供を愛していくの……)
お腹を無意識に撫でながらそんなことを思った。
欲しかった子供。
誰とも繋がりがないと孤独を感じていたあかりが欲しくて手を伸ばしてそれが手に入るのかもしれない。
それを思うだけで胸が高鳴るのに、とんでもないほど胸を切なく締め付ける気持ちがあった。
(これが……本当に私の欲しいもの?)
「天野さん、天野さん!!」
呼び声に振り向いたら目の前がクラッと来た。視界がぼやけて眩暈のような衝動が走る。
「天野さん!!」
呼びかける本田の声が遠くに聞こえた。あかりはそのままその場に倒れ込んだ。
(出来ていたら……)
出社しながらあかりは考えていた。昨夜からそればかり考えていてハッキリ言って寝不足でろくな食事も摂れていない。
(出来ていたら……不破さんとの関係も、終わる)
望んでいたことだ、それが目的だった。子どもを産むことへの不安だって少し前に不破が解消してくれた。温かい言葉で包み込んでくれた、その不安はなくなったはずなのに――。
(もし本当にお腹に不破さんの子どもが出来ていたら……この子と二人で生きていくの。誰よりも愛情をかけて、抱き締めて抱き締めて育てていく。大事になによりも大切にして……不破さんの子供を愛していくの……)
お腹を無意識に撫でながらそんなことを思った。
欲しかった子供。
誰とも繋がりがないと孤独を感じていたあかりが欲しくて手を伸ばしてそれが手に入るのかもしれない。
それを思うだけで胸が高鳴るのに、とんでもないほど胸を切なく締め付ける気持ちがあった。
(これが……本当に私の欲しいもの?)
「天野さん、天野さん!!」
呼び声に振り向いたら目の前がクラッと来た。視界がぼやけて眩暈のような衝動が走る。
「天野さん!!」
呼びかける本田の声が遠くに聞こえた。あかりはそのままその場に倒れ込んだ。