上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
三カ月に一度の1on1。
今回は少し間が開いて四カ月が過ぎていた。あかりは不破に呼び出されて打ち合わせ室の扉を開けた。
「失礼します」
「ん、座って」
あかりと不破の距離感はあれから縮まっていない。職場ではさほど対応は変わらないが二人になると不破の空気があきらかに距離を感じるようになった。
今しかない、そう思うあかりは不破が口を開く前に口火を切った。
「なかったことにできませんか?」
「――何が?」
「例の、私の計画の話です」
そう言ったら不破の表情は硬く厳しいものに変わった。
「もういらなくなったってこと?」
「……はい」
「子供が?それとも俺が?」
「――え?」
「精子バンクで精子を買うほうにシフトするってこと?」
不破がため息交じりでこぼすのであかりも無性に歯がゆくなった。
(そんな……そんなつもりじゃない――)
けれどあかりはなにも伝えていない、不破に理解を求めるには無理があった。悩んだ末にあかりは口を開く。
「部長の子供は、もう産めません」
それがあかりの言える、精一杯の言葉だった。
今回は少し間が開いて四カ月が過ぎていた。あかりは不破に呼び出されて打ち合わせ室の扉を開けた。
「失礼します」
「ん、座って」
あかりと不破の距離感はあれから縮まっていない。職場ではさほど対応は変わらないが二人になると不破の空気があきらかに距離を感じるようになった。
今しかない、そう思うあかりは不破が口を開く前に口火を切った。
「なかったことにできませんか?」
「――何が?」
「例の、私の計画の話です」
そう言ったら不破の表情は硬く厳しいものに変わった。
「もういらなくなったってこと?」
「……はい」
「子供が?それとも俺が?」
「――え?」
「精子バンクで精子を買うほうにシフトするってこと?」
不破がため息交じりでこぼすのであかりも無性に歯がゆくなった。
(そんな……そんなつもりじゃない――)
けれどあかりはなにも伝えていない、不破に理解を求めるには無理があった。悩んだ末にあかりは口を開く。
「部長の子供は、もう産めません」
それがあかりの言える、精一杯の言葉だった。