上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 抱き締められていた腕が緩んで不破さんが顔を覗き込んできた。

「最近の――あかりがたまに見る本田への視線がさ、なんか面白くなくて」

「え?」

「あいつも無駄にあかりに近づいて……告白されたって、本当?」

 探るように見つめられて息を呑む。

 不破さんの不安そうな瞳を初めて見て戸惑う。でも胸がときめいた。不謹慎だけれど、嬉しいそう思ってしまって……。

 この紅茶色した瞳が、私が大好きなこの綺麗な瞳が、自分を見つめて揺れている。

 その瞳に見つめられて、愛しくないわけがない。

「あの……」

「本田のことが好き?」

 まさかの質問に固まった。不破さんの口から放たれた言葉に驚愕した。

 そもそもどうして不破さんがそのことを知っているのか!
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