【コミカライズ原作】上司と秘密の子作り契約始めます~あなたの子供を産んでもいいですか~
 色気を放ちながらのその甘え方と甘さにあかりの心拍数が加速していく。抱きしめられているから自分の今の顔が見られなくてすんでホッとしていた。見られていたらきっと笑われる、それくらいにやけて赤いであろう自分の顔が想像できているからだ。

「朝から何でこんな誘うような匂いさせんだよー」

「え?」

「本田じゃないけど……なんだよ、これ。誘ってるくらいいい匂いする、ダメ」

「……ただのトリートメント……」

 あかりの呟くような言葉に不破の腕が緩んで肩を掴まれた。その手が首筋に入り込んできて頬に添えられる。

「ダメ。なんか、疼くわ、これ。しかももう服着てる……なんで?なんか急いでんの?用事あんの?」

 もう片方の手が毛先を持て遊ぶようにいじりながら覗き込んでくるからあかりは照れながらも首を横に振った。

「用事なんか……服着ないと、その、落ちつかなかっただけで……」

「ふぅん?じゃあ脱がそ」

「は?」

 会話がなんだかおかしい。

「脱ごっか」

 ニコリと微笑まれてあかりもつられて微笑み返してしまう。そしてハッとする、違うだろ、と。
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