上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
「……子供産むにしてもさ、ほかにどんなこと考えてる?」

 不破に聞かれてあかりは考える。
 まずは妊娠すること、それが一番にあってその悩みが達成されることこそ難題だったので今初めてちゃんと考えてみる。出来た、先のことを。

「相手に……認知もしてもらえたら幸せかなって思います。それは養育費とかそういうことではなく、私になにかあったとき、子供がまた私と同じ思いをすることになるので……繋がりを絶たせたくない……でもそれは、私の気持ちであって……父親となる人も子供にとっても迷惑なことかもしれません。だから要相談になはります、ね……そういう考え、くらいでしょうか」

 遠慮がちに、けれどしっかりと意思を持った声であかりの述べる言葉を静かに聞きながら不破は思う。

 あかりは本当に子供が欲しいのだと、産む覚悟を本気で持っている、それを感じた。
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