上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 不破の抱きたいときがどのタイミングかはわからないが、自分が妊娠を希望している手前、体調や周期も考えた方がまずは無駄がない気がした。不破のタイミングも無視したくはないが妊娠もタイミングだ。そこが合わなければ結局お互い負担にならないか、そうすると関係性の意味が見出せなくなるのではないかとあかりは思案した。
 
 メリットはある、不破はそう言ってはくれたがやはり考えがいまいち掴めない。セックスがしたいだけで本当にこんな面倒なことに関わりたいと思うだろうか。

 子供を作るのだ、自分の子孫を残す行為、それはただセックスをしたいだけの人にはむしろ重荷ではないのだろうか。あかりには不破の思考が読めなかった。

「……部長」

「あがった?」

 バスルームから出たあかりが不破に声をかけたら、不破はタブレットを開いてなにか作業をしているところだった。
< 36 / 197 >

この作品をシェア

pagetop