上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 不破とするキスは今までと違う。
 自分の感情を押し付けるようなキスじゃなく、何か大切なものに触れるように優しくて気持ちよくさせようとする、そんなキスで戸惑った。そんな優しさを受け入れるのに慣れていない、その優しさにあかりはどう返したらいいのかわからなかった。

「ん、ぁ――」

「あかりの声、かわいいな」

 見つめながらそんなセリフを言われてまた戸惑う。かわいいなども初めて言われた。そんな風にあかりを見つめて嬉しくなってしまう言葉を言ってくれた相手もいなかったからだ。

「そんな……ぁ、わたし……」

「俺にも見せてよ、俺の知らないあかりのこと……俺の腕の中でどんな女の顔するのか」

「んん!」

 深い、深いキス。
 熱い舌が押し込まれてあかりは息を呑んだ。攻めてくる舌に応えたいが久しぶりの行為でとても対応しきれない。もうされるがまま、受け入れるので精一杯だった。
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