上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 俺とあかりの始めた新しい関係。
 まだ心は通っていない。その心を手に入れるために、俺はあの日から全身であかりを愛することに決めた。

 あかりの心を落とすために。

 それから一カ月経たない頃。オフィス内でも少し落ち込んだ様子のあかりが気になって、定時後打ち合わせ室に呼んだ。

「ダメでした……」

 項垂れてそう言ったあかりはやはり落ち込んでいた。少し、に見えていたのは業務中だったからか。二人になったらわかりやすく落ち込むからかなり気落ちしているのだろう。

「ふぅん。そんなすぐできないだろ」

「そりゃあっ!そう、ですけどぉ……でも、できてるかなぁって思ってたから」

 (そんなに早く出来てもらっても困るんだけど)

 そんな気持ちは言葉にはできないが本音だった。子どもが出来たら終わってしまう。あかりは笑顔で俺の元を去るんだろう、それが想像できすぎてまた震える。

 あかりはこの関係に恐ろしくドライだった。
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