上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 思わずオフィスでため息を吐いた。それと同時だった。

「井原、さっき送ったデータ確認しといて」

 オフィスに響く不破の声にだけ身体が反応するとかもう病気だ。身体がもう麻痺してる気がする、不破にだけ敏感になるようにしつけられた動物のようだ。

 身体だけの関係と言い聞かせているせいか、もう身体は完全に不破のいいなり状態である。

 声だけで震える。
 考えるだけで疼く。

 身体の奥が、欲しいと叫ぶように、不破を求める自分がいる。

 (やらしい……)

 自分が浅ましかった。求められたら嬉しくなって、触れられたらもっとと求めてしまう。セックスなんか今まであかりの中で必要なものでもなかったのに、どうしてか。

 身体がもう快楽に染められているのか、声だけ聴いて身体の奥を震わせている自分が恥ずかしかった。そんな自分を不破に知られたらと思うと余計恥ずかしく変に避けてしまうほどだ。

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