上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 妊娠するため、その為のセックスだ。

 妊娠したいのに、生理が来たらホッとする自分にあかり自身が驚いた。まだこの関係が続けられると、その安堵が心の中に滲んでそれがまたショックだった。

 (何を望んでいるの、私は。子供が欲しいって不破さんに頼っているのに……)

 子どもが、なのか。本当に求めているのはそれだけか?

 悶々する頭を左右に振って余計なことは考えないようにする。不破にとって自分はただの性欲の捌け口のようなもので、求められたら自分は出来る限り不破に応えよう、自分に出来ることはそれだけだ、あかりはそう思って自分を責める様に言い聞かせていた


 あんなに欲しかった子供。
 繋がりたいものがほしくて望んだのに、どうして不確かなものを求め出しているのか。

 あかりこそ戸惑っていた。今までにない気持ちの芽生えに。


「天野さーん」
 
 呼び声に振り向くと、本田が困った顔で近寄ってきた。

「ちょっと手伝ってくださいよ~これぇー、俺添削まで無理っすー」

「あぁ、新藤さんか……」

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