Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー
「・・・・・・。」
「泰生?どうしたの?」
「小夜・・・」
「ん?」
「愛してる。俺と結婚してくれ。」
「・・・・・・。」
「ずっとお前を抱きしめて生きていきたい。お前だけを。」
「・・・私も・・・愛してる。」
「・・・・・・。」
「私も泰生だけを抱きしめて、泰生だけをみつめて生きていきたい。」
「小夜・・・。」
「こんな私だけど、末永くよろしくお願いします。」
桂木は小夜の身体を自分の方へ向け、再び強く抱きしめた。
「泰生・・・私をずっと捕まえていてね。」
「ああ。絶対に逃がさねえから覚悟しとけ。」
ふたりは微笑みあい、ゆっくりと顔を近づけ、唇を重ねた。
遠くでウミネコの鳴き声が聞こえた。