Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー


「チュンチュン」

小夜はケージの中で愛らしく鳴く白文鳥をみた。

小夜はお腹の子を亡くし、あまりにも淋しくて、その心の穴を塞ぐためにコンパニオンバードである文鳥を飼い始めた。

白くてふわふわの毛が可愛いオスの文鳥だ。

マシュマロのように白くて丸くなる姿から「マシュ」と名付けた。

「マシュ・・・キミが人間だったら私がずっとここにいたって証言してもらえるのにね。」

小夜はそうつぶやき、マシュをケージから出してあげた。

マシュは自由に部屋の中を羽ばたいた。




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