Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー
「桂木。さっきの取り調べはなんだ。お前はあの女が無実だと思っているのか?」
取調室を出た桂木は塩野に肩を掴まれた。
桂木はキッパリと言い切った。
「下条小夜は無実です。」
「何故そう決めつける。本人が自供してるんだぞ。」
「じゃあ課長は無実の人間を逮捕しろと言うんですか?」
「お前は犯人の味方をするのか?」
「真犯人は必ず他にいます。もう少し時間を下さい。」
桂木はそう言い、小夜の供述の嘘を確かめる為に、野間と共に裏取りの協議を重ねた。