true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
「賑やかでしょ?でも、いい事務所だから」
「他の従業員の方は、外出ですか?」
「深澤さんと合わせて4人だよ」
私と合わせて・・・片桐さん、こまさん、加藤さん・・・
手掛かる3人・・・だけ。
「4人なのに、こんな大きな事務所を?」
「ここのビルは所長の所有物なんだ」
「えっ?」
「詳しい事は分からないけど・・・さぁ、先に食べよう」
分からない事だらけだけど、目の前の誘惑が勝っている。
ふわふわパンに野菜やハム、玉子がサンドされたミックスサンド。
「美味しぃ~!幸せです!あっ、すみません、初日の職場で不謹慎でした」
「正直でいいよ。本当に、小巻さんのサンドイッチは、絶品だから」
「小巻さんって、明るい方ですね」
「本当に。安心するよ」
加東さんは、清々しい印象だ。
27歳。私よりも1つ年上だから、親近感も湧く。
「さっき、片桐さんが勉強しなさいって言ってましたが、弁護士を目指しているんですか?」
「そうなんだ。実は法学部を卒業して、ロースクールに行くか迷ったけど、学費の面で苦しくて。一般企業の法務部に勤めたんだ」
法務部・・・それでも十分羨ましいけど・・・
「でも、どうしても弁護士になりたいという思いは捨てられなくて・・・予備試験は何とか合格出来て、司法試験を受けようと、2ヶ月前、心聖で夜に通える予備校のパンフレットを読んでいた時に、片桐さんに声を掛けられたんだ」
推しマスターの片桐さんだ。
「難しい挑戦だから、本気で受けたいなら、うちで働いたら?って。一瞬、言ってることの矛盾さに理解出来なかった」
「そ、そうですよね。まさか、弁護士さんだなんて思わないですもん」
「ほんと、ビックリしたよ。でも、来て良かった。分からない事も教えてくれるしね。まるで予備校に行ってるみたいだから」
「そんなに、凄いんですか?片桐さんて」
「大学時代に予備試験、司法試験に合格したんだ。説得力あるよね」
凄い・・・学生時代から、精鋭だったんだ。
「他の従業員の方は、外出ですか?」
「深澤さんと合わせて4人だよ」
私と合わせて・・・片桐さん、こまさん、加藤さん・・・
手掛かる3人・・・だけ。
「4人なのに、こんな大きな事務所を?」
「ここのビルは所長の所有物なんだ」
「えっ?」
「詳しい事は分からないけど・・・さぁ、先に食べよう」
分からない事だらけだけど、目の前の誘惑が勝っている。
ふわふわパンに野菜やハム、玉子がサンドされたミックスサンド。
「美味しぃ~!幸せです!あっ、すみません、初日の職場で不謹慎でした」
「正直でいいよ。本当に、小巻さんのサンドイッチは、絶品だから」
「小巻さんって、明るい方ですね」
「本当に。安心するよ」
加東さんは、清々しい印象だ。
27歳。私よりも1つ年上だから、親近感も湧く。
「さっき、片桐さんが勉強しなさいって言ってましたが、弁護士を目指しているんですか?」
「そうなんだ。実は法学部を卒業して、ロースクールに行くか迷ったけど、学費の面で苦しくて。一般企業の法務部に勤めたんだ」
法務部・・・それでも十分羨ましいけど・・・
「でも、どうしても弁護士になりたいという思いは捨てられなくて・・・予備試験は何とか合格出来て、司法試験を受けようと、2ヶ月前、心聖で夜に通える予備校のパンフレットを読んでいた時に、片桐さんに声を掛けられたんだ」
推しマスターの片桐さんだ。
「難しい挑戦だから、本気で受けたいなら、うちで働いたら?って。一瞬、言ってることの矛盾さに理解出来なかった」
「そ、そうですよね。まさか、弁護士さんだなんて思わないですもん」
「ほんと、ビックリしたよ。でも、来て良かった。分からない事も教えてくれるしね。まるで予備校に行ってるみたいだから」
「そんなに、凄いんですか?片桐さんて」
「大学時代に予備試験、司法試験に合格したんだ。説得力あるよね」
凄い・・・学生時代から、精鋭だったんだ。