true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
「先日はありがとう。凄く気持ち良かったわ」
片手で髪をかき上げながら、上目づかいでマスターを見上げている。
「いえ、たいした事ではありません」
「これ、この間の分ね」
女性は、封筒をスッと差し出し、それを受け取ろうとしたマスターの手が伸びると、色白で細長い指を上に乗せた。
「また・・・お願いしていいかしら」
「えぇ、私で宜しければ」
その手をすり抜けるように、封筒だけを取って、中身を確認する。
「確かに受け取りました。佐藤様、では、こちらを」
小さな紙を渡しているように見えた。
「様付けなんて・・・私達の仲なのに」
佐藤さんという人は、流し目でマスターを見て、艶やかな口元に笑みを浮かべて、立ち去った。
と、その人とすれ違いに、今度はベージュ系で高級感溢れるデザインのジャケットとスカートのセットアップを着こなす、エレガントな女性が1人、マスターの前に歩いて来た。
「こちらでしたの?」
「これは、多田様」
「先日はありがとう。久々にね」
そう言うと、マスターの耳元に手を添えながらコソコソ話をして、
「お陰様で女性として扱ってもらって・・・嬉しかったわ」
照れながら頬を染めて俯いていた。
「それは良かったです。お役に立てて」
「これはお礼に」
「いえ、代金は先日いただきましたから」
「これは・・・お礼です。あんなに熱い夜を過ごせたから・・・」
「ダメですよ。仕事ですから、当然のことです。受け取れません」
「相変わらずお堅いのね・・・まぁ、そういう方だから、お願いするんだけど・・・分かったわ。これからも宜しくね」
「こちらこそ」
さっきの女性に勝るとも劣らない艶麗で上品な女性は、しとやかに帰って行った。
凄く気持ち良かった + お金をもらう・・・
熱い夜を過ごす + お金をもらう ・・・
はっ!とってもいけない場面を見てしまったのかも・・・
聞いてないことにしよう・・・
そっと、横目でマスターを見た。
それぞれの女性と、マスターとの情事が脳裏に交互に混じり合う。
大人の世界・・・経験が無いからモヤがかかるシーンが、頭に浮かぶ。
一気に顔が熱くなった。
片手で髪をかき上げながら、上目づかいでマスターを見上げている。
「いえ、たいした事ではありません」
「これ、この間の分ね」
女性は、封筒をスッと差し出し、それを受け取ろうとしたマスターの手が伸びると、色白で細長い指を上に乗せた。
「また・・・お願いしていいかしら」
「えぇ、私で宜しければ」
その手をすり抜けるように、封筒だけを取って、中身を確認する。
「確かに受け取りました。佐藤様、では、こちらを」
小さな紙を渡しているように見えた。
「様付けなんて・・・私達の仲なのに」
佐藤さんという人は、流し目でマスターを見て、艶やかな口元に笑みを浮かべて、立ち去った。
と、その人とすれ違いに、今度はベージュ系で高級感溢れるデザインのジャケットとスカートのセットアップを着こなす、エレガントな女性が1人、マスターの前に歩いて来た。
「こちらでしたの?」
「これは、多田様」
「先日はありがとう。久々にね」
そう言うと、マスターの耳元に手を添えながらコソコソ話をして、
「お陰様で女性として扱ってもらって・・・嬉しかったわ」
照れながら頬を染めて俯いていた。
「それは良かったです。お役に立てて」
「これはお礼に」
「いえ、代金は先日いただきましたから」
「これは・・・お礼です。あんなに熱い夜を過ごせたから・・・」
「ダメですよ。仕事ですから、当然のことです。受け取れません」
「相変わらずお堅いのね・・・まぁ、そういう方だから、お願いするんだけど・・・分かったわ。これからも宜しくね」
「こちらこそ」
さっきの女性に勝るとも劣らない艶麗で上品な女性は、しとやかに帰って行った。
凄く気持ち良かった + お金をもらう・・・
熱い夜を過ごす + お金をもらう ・・・
はっ!とってもいけない場面を見てしまったのかも・・・
聞いてないことにしよう・・・
そっと、横目でマスターを見た。
それぞれの女性と、マスターとの情事が脳裏に交互に混じり合う。
大人の世界・・・経験が無いからモヤがかかるシーンが、頭に浮かぶ。
一気に顔が熱くなった。