true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
「俺がどんな気持ちでここまで来たか・・・」
そして壁に手を当てると、片桐さんが更に接近して、追い込まれる。
「男に隙を見せないように。深澤さんは、俺の恋人だってこと、忘れてはいけないよ」
凜々しい目元から放たれる温かい視線。
この瞳にずっと見つめられていたら・・・
誰だって恋に落ちちゃう・・・
「ただ・・・深澤さんに好きな人が出来れば、話は変わるけどね」
「片桐さんは・・・冴子さんと・・・あっ、聞かなかったことにしてください」
「冴子さんとは、良い関係だった」
「やっぱり・・・付き合っていたんですね」
「嫉妬・・・してるのかな?」
「い、いえ、嫉妬なんてしません」
「そう・・・」
ようやく片桐さんが離れて、ドキドキの空間に解放された。
「ごめん、冴子さんからだ・・・何度も着信があったようだな」
携帯の画面を見た後、私をチラッと見て口元を緩めると、電話を耳元に当てた。
「はい・・・・・・悪いね、恋人の深澤さんと密室で時間を過ごしていたんだが、何か?・・・・・・この際だから、はっきり言うけど、君は良き仲間、ただそれだけだ。もし、君が俺に恋愛感情を持つなら、もう今後一切、連絡は受けない。事務所にも来るな。じゃあ」
最後の方は、一方的に話をして電話を切った。
「これで、誤解は解けたね。送るから帰ろう。出ておいで」
手招きをする片桐さんは、私が外に出ると、
「会食の途中で慌てて帰って来たから、お腹空いたよ。罰として食事に付き合うこと。いいね?」
笑いながら、掃除用具を隅に片付けた。
「さぁ、行こうか」
床に投げられた鞄を拾って、入り口に向かって歩き出す。
慌てて帰って来てくれたんだ・・・
大きな背中に触れたくて、手を伸ばしたけど・・・
偽りの恋人だと言い聞かせて、手を引いた。
そして壁に手を当てると、片桐さんが更に接近して、追い込まれる。
「男に隙を見せないように。深澤さんは、俺の恋人だってこと、忘れてはいけないよ」
凜々しい目元から放たれる温かい視線。
この瞳にずっと見つめられていたら・・・
誰だって恋に落ちちゃう・・・
「ただ・・・深澤さんに好きな人が出来れば、話は変わるけどね」
「片桐さんは・・・冴子さんと・・・あっ、聞かなかったことにしてください」
「冴子さんとは、良い関係だった」
「やっぱり・・・付き合っていたんですね」
「嫉妬・・・してるのかな?」
「い、いえ、嫉妬なんてしません」
「そう・・・」
ようやく片桐さんが離れて、ドキドキの空間に解放された。
「ごめん、冴子さんからだ・・・何度も着信があったようだな」
携帯の画面を見た後、私をチラッと見て口元を緩めると、電話を耳元に当てた。
「はい・・・・・・悪いね、恋人の深澤さんと密室で時間を過ごしていたんだが、何か?・・・・・・この際だから、はっきり言うけど、君は良き仲間、ただそれだけだ。もし、君が俺に恋愛感情を持つなら、もう今後一切、連絡は受けない。事務所にも来るな。じゃあ」
最後の方は、一方的に話をして電話を切った。
「これで、誤解は解けたね。送るから帰ろう。出ておいで」
手招きをする片桐さんは、私が外に出ると、
「会食の途中で慌てて帰って来たから、お腹空いたよ。罰として食事に付き合うこと。いいね?」
笑いながら、掃除用具を隅に片付けた。
「さぁ、行こうか」
床に投げられた鞄を拾って、入り口に向かって歩き出す。
慌てて帰って来てくれたんだ・・・
大きな背中に触れたくて、手を伸ばしたけど・・・
偽りの恋人だと言い聞かせて、手を引いた。