true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
その時、片桐さんの携帯が鳴り、
「さっきの案件の常務からだ」
一気に、雰囲気が変わる。
どんな案件でも、臨戦態勢をとるような緊張感を醸し出す。
私の知らない片桐さんは、手が届かないような気がして寂しい・・・
頬にアイスバッグを当てて、俯いていると、電話をしながら近づいて来て、頭をポンポンと撫でてくれた。
顔を上げると、話している内容は、ダークなのに、優しく微笑んでいる。
私・・・もう抑えられないほど、片桐さんが好きだ・・・
推しマスターの頃や、憧れているだけの好きのレベルじゃない・・・
それから、忙しい毎日が過ぎていく。
仕事の時は、あくまでも上司と部下の関係で仕事をする、皆にはそう宣言しているから、業務に必死で恋人同士の設定を忘れてしまっても、言い訳出来る。
「凄いね、公私を区別してる2人の徹底さには、感心するよ」
「仕事に私情は挟まないようにしています」
「恋人同士の時って、片桐さんて変わらないの?」
「どうなんでしょうねぇ・・・」
「えっ?」
「えっ?あっ・・・あぁ、凄く優しいです」
「本当に・・・付き合ってるの?」
「あ、当たり前じゃないですか。忙しくてなかなか2人でいる時間が無くて・・・」
危ない・・・油断するとバレちゃう・・・
「はぁ・・・なぁんだ」
ため息をする加東さんが、書類を揃えていた。
「はい、どうぞ」
クリップを渡すと、じっと私を見ている。
「ありがとう」
クリップを止めると、次の書類を揃えた。
「はい、どうぞ」
パンチを渡すと、またじっと見ている。
「僕の次の行動がよく分かるね?」
「だって、1番傍で見てるから・・・」
「1番?片桐さんじゃなくて?」
「か、片桐さんは特別枠ですから、その次ですけど・・・」
「はぁ・・・どうしてもっと早く」
「えっ?」
「何でもないよ」
加東さんは、少し拗ね気味に書類を封筒に入れたり、ファイリングしていた。
「さっきの案件の常務からだ」
一気に、雰囲気が変わる。
どんな案件でも、臨戦態勢をとるような緊張感を醸し出す。
私の知らない片桐さんは、手が届かないような気がして寂しい・・・
頬にアイスバッグを当てて、俯いていると、電話をしながら近づいて来て、頭をポンポンと撫でてくれた。
顔を上げると、話している内容は、ダークなのに、優しく微笑んでいる。
私・・・もう抑えられないほど、片桐さんが好きだ・・・
推しマスターの頃や、憧れているだけの好きのレベルじゃない・・・
それから、忙しい毎日が過ぎていく。
仕事の時は、あくまでも上司と部下の関係で仕事をする、皆にはそう宣言しているから、業務に必死で恋人同士の設定を忘れてしまっても、言い訳出来る。
「凄いね、公私を区別してる2人の徹底さには、感心するよ」
「仕事に私情は挟まないようにしています」
「恋人同士の時って、片桐さんて変わらないの?」
「どうなんでしょうねぇ・・・」
「えっ?」
「えっ?あっ・・・あぁ、凄く優しいです」
「本当に・・・付き合ってるの?」
「あ、当たり前じゃないですか。忙しくてなかなか2人でいる時間が無くて・・・」
危ない・・・油断するとバレちゃう・・・
「はぁ・・・なぁんだ」
ため息をする加東さんが、書類を揃えていた。
「はい、どうぞ」
クリップを渡すと、じっと私を見ている。
「ありがとう」
クリップを止めると、次の書類を揃えた。
「はい、どうぞ」
パンチを渡すと、またじっと見ている。
「僕の次の行動がよく分かるね?」
「だって、1番傍で見てるから・・・」
「1番?片桐さんじゃなくて?」
「か、片桐さんは特別枠ですから、その次ですけど・・・」
「はぁ・・・どうしてもっと早く」
「えっ?」
「何でもないよ」
加東さんは、少し拗ね気味に書類を封筒に入れたり、ファイリングしていた。