true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
そして、その日の夜。
2人で向かい合って、イタリアンレストランで食事する時間。
「片桐さん、こまさんが緊急案件があるって言ってましたが、大丈夫ですか?」
「まさかこんな大事な時にだよね。でも、来週早々、片付けて書類を準備しないといけないから、家に案内してから、少し事務所に戻るよ」
「私、明日上手く対応出来るかどうか・・・」
「大丈夫だよ。傍にいてくれるだけで」
今だけは・・・夢みたいな時間を大切にしたい。
「明日の練習として、恋人同士の雰囲気を味わおう。今からは、名前で呼び合うのはどうかな?心海」
「はい・・・優聖さん」
恥ずかしくて目線をそらせると、片桐さんは携帯を取り出し、
「食事中ごめんね。千佳さんから電話だ。少し席を外すね」
立ち上がると同時に「どうしました?」と、話しながら歩いて行った。
昼間の話が脳裏に過ぎり、現実に引き戻される。
戻って来た片桐さんは、神妙な顔をして席に座った。
「千佳さんが、今からどうしても相談したいことがあるからって。少し会って来るね」
「それなら・・・私、ここから家に帰ります」
「でも、俺の家に慣れないと不安だろ?」
「そうですが・・・勝手に・・・あの・・・お風呂とか」
「使い方は簡単だし、自由に使っていいから。行こうか」
店を出て、しばらく車を走らせると、高層マンションが見えて来た。
自分には縁の無い建物は、今までは景色の一部に過ぎず、全く意識しなかった。
いざ、自分がここで一晩過ごすのかと思うと、圧倒される。
2人で向かい合って、イタリアンレストランで食事する時間。
「片桐さん、こまさんが緊急案件があるって言ってましたが、大丈夫ですか?」
「まさかこんな大事な時にだよね。でも、来週早々、片付けて書類を準備しないといけないから、家に案内してから、少し事務所に戻るよ」
「私、明日上手く対応出来るかどうか・・・」
「大丈夫だよ。傍にいてくれるだけで」
今だけは・・・夢みたいな時間を大切にしたい。
「明日の練習として、恋人同士の雰囲気を味わおう。今からは、名前で呼び合うのはどうかな?心海」
「はい・・・優聖さん」
恥ずかしくて目線をそらせると、片桐さんは携帯を取り出し、
「食事中ごめんね。千佳さんから電話だ。少し席を外すね」
立ち上がると同時に「どうしました?」と、話しながら歩いて行った。
昼間の話が脳裏に過ぎり、現実に引き戻される。
戻って来た片桐さんは、神妙な顔をして席に座った。
「千佳さんが、今からどうしても相談したいことがあるからって。少し会って来るね」
「それなら・・・私、ここから家に帰ります」
「でも、俺の家に慣れないと不安だろ?」
「そうですが・・・勝手に・・・あの・・・お風呂とか」
「使い方は簡単だし、自由に使っていいから。行こうか」
店を出て、しばらく車を走らせると、高層マンションが見えて来た。
自分には縁の無い建物は、今までは景色の一部に過ぎず、全く意識しなかった。
いざ、自分がここで一晩過ごすのかと思うと、圧倒される。